KIWI LIFE of MOANA

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『モアナと伝説の海』からニュージーランド/マオリのトリビアを学ぶ

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『モアナと伝説の海』は2016年公開のディズニー映画。

ポリネシアン系の女の子 モアナが主人公の物語です。(ストーリーのレタバレはありません)

 

舞台はポリネシアンという事のみが公表されていて、特定の地域の事とは言われていませんが、色々な場面でニュージーランドの先住民 マオリ族を彷彿させる事柄が多く含まれているのをご存知ですか?

 

ポリネシアって太平洋に浮かぶ島々のことでは?と思われる方も多いのではないでしょうか。実はニュージーランドはハワイなどと同じポリネシアの一部なんです。

 

物語はあらゆるポリネシアンの要素がミックスされていて、明確にこれはマオリだ!ニュージーランドだ!とは言えませんが劇中でマオリやニュージーランドからインスパイアされたかなと思う事柄についてまとめてみました。

 

ニュージーランドトリビア、「へぇ~」と思ってもらえたら嬉しいです。

 

 

『モアナと伝説の海』ニュージーランドと関係のある登場人物

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モアナの映画に出てくるキャラクター達。そこから学べるニュージーランドとは?

モアナの名前はマオリ語

モアナと伝説の海の主人公、モアナ。

 

彼女の名前で私もブログ名にも使っている「モアナ」ですが、この名前は実はマオリ語。

 

マオリ語とはNZの先住民マオリの人たちの言葉で、英語が第一言語のニュージーランドですがこのマオリ語とニュージーランド手話も公用語になっています。

 

ニュージーランドで生活していると様々ところで使われているので少しは知っておきたい言語です。

 

モアナの意味はこの映画のメインキャラクターらしく、「海」 Oceanです。

 

海に選ばれた女の子ですからね。

 

モアナ以外にもマオリ語から取られた名前を持つキャラクターがいるんです。

 

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このニワトリのキャラクターが強いので覚えている方も多いでしょう。

 

名前は憶えていますか?

 

ヘイヘイ。

 

意味は、「ニワトリ」です。

 

ニワトリをニワトリと名付けたんですね。これを知った時は笑っちゃいました。

 

 

モアナのお父さんの名前知ってますか?

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あまり多くは出てきませんが、モアナのお父さん。

 

名前はトゥイ。

 

トゥイとはニュージーランド固有の鳥の名前なんです。

 

ニュージーランド一番の都市オークランド市内でも少しCBDから離れると見ることもできますよ。胸元の白い毛が特徴です。さまざまな美しい鳴き声で私たちを楽しませてくれる鳥です。

 

ニュージーランドは固有の鳥がとっても多い国なので、日本で見たことがない鳥がたくさん見られます。その中でもトゥイはとってもポピュラーな鳥ですが、ぜひ他の鳥も見てみてくださいね。私のイチオシはケレルです。

トゥイ⇩

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マオリの言葉の音は日本語と似ていて、Moana、Heihei、Tuiとローマ字読みすれば発音はほぼオッケーなんですよ。

 

日本人にはとても発音しやすい言語と言われています。

 

ニュージーランドを訪れる時は英語だけでなくマオリ語にも触れてみてください♪

 

たくさんの伝説があるマウイ

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モアナに並んで物語の主人公ともいえる 自信満々の半神半人のキャラクター、マウイ。

 

実はマウイとはポリネシアン神話に登場する半神の英雄なんです。

 

マオリ民族だけでなく、マウイはハワイでも有名。きっと他のポリネシアの国々でも有名な神話に出てくるキャラクターだと思います。

 

映画の中にもマウイの大きいフックが出てきますが、神話ではマウイは数々のポリネシアの島々をそのフックで釣り上げていて、その中でも一番大きな島がニュージーランドの北島なんだとか!

 

英雄ということもあって子どもの名前に付ける人もいて、私は「マウイ君」に出会ったことがあります!

 

 

Te Kaは火山の象徴?

物語の終盤に出てくる巨大な溶岩の悪魔テカー。

 

見るからにあれは火山ですよね。ハワイ諸島もたくさん火山があることで有名ですが、実はニュージーランドもたくさん火山のある島なんです。

 

ニュージーランド最大の都市オークランド市の中だけで53個もの火山があるんですって!確かにオークランドの地図を見れば一目瞭然でマウント○○という地名がズラリ。

 

それらは全部噴火によってできた山々で、有名な観光地であるMt.EdenやOne Tree Hillもそのうちの1つです。

 

 

『モアナと伝説の海』に見えるニュージーランドの文化や所作

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ニュージーランドやマオリの文化と言われてもあまりぱっと来るものはないかもしれませんが、みなさんがよくご存じのものも映画の中にありましたよ!

誰一人一緒の人はいない ニュージーランドのタトゥー文化

 ニュージーランド人をイメージした時にタトゥーを思い浮かべる人はどれくらいいるでしょう?

 

マウイの身体にも大きくタトゥーが入っていますが、タトゥーもマオリ文化の1つ。

 

伝統的なデザインはその人の家系(トライブ)の歴史をモチーフにしたもので1人ひとり違っていて個々のアイデンティティを示すものになっています。

 

マウイのタトゥーも、彼の人生で起こった事が現れるって言ってましたよね、あれもここから来てるのかも。

 

タトゥーの中でも顔に彫られたタトゥーを「モコ」といい、今でも時々顔にタトゥーのある人を見かけますし、女性ニュースキャスターで口の下にマオリタトゥーが入っている人もいます。(日本では考えられないですよね)

 

 

映画の中でもほんのチラッと映るのですが、モアナがまだ旅に出る前の1シーンでタトゥーが彫られている場面がありました。

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伝統的な手法では左の人がやっているようにこんな風に実際にトントンして彫るらしいです。めちゃくちゃ痛そう。。。どうなんでしょう。一般的なタトゥーを入れてるのも痛そうですが伝統的なのはもっと痛そう。

 

私はタトゥーを入れたいと思った事はありませんが、実は私のパートナーは少しマオリの血を引いているのでいつかこの伝統的な手法でトライブタトゥーを入れたいそうです(反対しているけど、それが彼のルーツでもある、、、という私の日本文化とマオリ文化の違いによる葛藤。)

 

ハカといえばマオリ!?

 これは気づいた方も多いかもしれませんが、劇中でマウイが踊っている場面が「ハカ」かなぁ?と思うダンスでした。

 

こちらはラグビーのニュージーランド代表が試合前に披露することでご存知の方も多いかもしれません。戦いの前に相手を威嚇する踊りなのでまさに試合前にやるアレです。

 

実はニュージーランド以外の国にもそれぞれハカがあるんですよ。

 

トンガやサモアの試合の前にも見る事が出来ます。ハカもマオリ特有の文化ではなくポリネシア全体に似たものがあるようです。

 

ニュージーランドとラグビーは切っても切り離せないので、ニュージーランドに来ると今まであまり興味がなかった人もラグビーを見る機会があると思います。

 

ニュージーランドのハカだけではなく他の国のものと見比べてみるのも面白いかもしれませんね。

 

するのはちょっと戸惑う独特なあいさつ、ホンギ

 モアナとテフィティが顔をくっつけている上の写真。

 

テフィティの顔が大きいので完ぺきではないですが、これはマオリのあいさつホンギから来ていると思います。

 

ホンギとはおでことおでこ、鼻と鼻をくっつけるマオリの挨拶。

 

「命の息の共有や交換」という意味があって、「あなたを仲間として受け入れます」という事。

 

その意味から考えてもやっぱりモアナとテフィティの顔をくっつけているのはホンギですよね!

 

 

『モアナと伝説の海』にあるニュージーランドの生き物や自然

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モアナの映画の綺麗な海や景色が多いのも魅力の1つではないでしょうか。

そんな世界観を作り出している自然の中にもいくつかニュージーランドをみつけてみました。

 

モアナが手にしたグリーンストーンは探してはいけないもの!?

物語の重要な役割を担っている緑の石、あれは間違いなくグリーンストーン!

 

ニュージーランドのお土産でも人気の緑の石です。

 

グリーンストーンはマオリにとってのパワーストーンで装飾として身に着けるだけでなく、斧や包丁など生活の中でも道具として使っていたそうで、オークランドミュージアムに行くとそれらが展示されていて見る事ができるのでオークランドに来た際はぜひ足を運んでみてください。

 

そのグリーンストーン、とても神聖なものであることからか自分で買うよりも人から贈られる方が威力が増すと言われています。

 

また、グリーンストーンを「探して」手に入れてはダメで、もし目の前に現れたらそれはあなたの元に来たものだから受け取って良いとされているよう。つまり掘ったりわざわざ探すのではなくて、たまたま地面の表面にあった時や川の底に自然と見える位置にあった時などは持ち帰っても良い(バチがあたらない)そうです。

 

これ、まさにモアナとグリーンストーンの出会い方ではないですか?

 

子どもの時には自分から求めていた訳ではないのにモアナの前に現れましたし、最後はおばあちゃんから託されました(譲り受けました)よね。

 

おばあちゃんのペンダントはパウア製

モアナがおばあちゃんからもらった綺麗な青いペンダント。これもグリーンストーンに並んでニュージーランドのお土産として人気のあるパウアです。

 

ニュージーランドのアワビでもちろん食べるのも人気なのですが、殻が光沢があってとってもきれいなんです。

 

ネックレスやピアスなどのアクセサリーに加工されているものがあったり、様々なクラフト製品にも使われていることが多いパウア。発色の仕方も現れているデザインも同じものがないので好きなものを探すのが楽しいですよ。

 

私はピアスとネックレスを持っています♪

 

マウイが変身する鳥は絶滅したハーストイーグル?

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 映画の中でマウイは色んなものに変身するのですが、その1つで活躍するのがこの鳥。

 

最初、何気なく見ていたし「鷹」だと思っていたのですが、私が映画の中にニュージーランドを探していると彼に言うと「もしかしたらこれはイーグル(鷲)かもしれないよー」と教えてくれました。

 

早速調べてみると、かつてニュージーランドの南島に史上最大級の猛禽類、ハーストイーグルという鷲が生息していたことがわかりました!

 

当時はこちらもニュージーランド固有種のモアという巨大鳥を捕食していたそうな!今ではモアが絶滅してしまいその後ハーストイーグルもモアも絶滅してしまっています。ハーストイーグルは翼を広げた長さが3メートル、大きいもので15キロもあったそうです。

 

そんなのが飛んでたら怖すぎる!と思ったら今でもニュージーランドには翼を広げた長さが3メートルくらいになるアルバトロスがいるらしい。(9キロくらいだからハーストイーグルよりは小柄だけれど)

 

とにかくニュージーランドは鳥の国なのだ!

 

 

『モアナと伝説の海』の声優陣から学ぶニュージーランド

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モアナの名前からニュージーランド マオリ族の言葉を、マウイのタトゥーから文化を、おばあちゃんのペンダントからは自然をみつけ最後は声優陣からもニュージーランド○○を学びましょう。

 

トゥイ(モアナのお父さん)と巨大ザリガニのタマトア

声優から学ぶのはやっぱり声。そう、ニュージーランドイングリッシュです!

 

モアナのお父さんと巨大ザリガニのタマトアの声優さんはどちらもニュージーランド出身のキウイなんです。

 

ニュージーランドアクセントは世界で一番美しい英語と言われているらしいですが、同時に英語学習者には聞き取りが難しいアクセントでもあります。

 

私にはいまだにどの人がどこの国のアクセントだな、なんてわかるスキルは身についていませんがキウイの彼によるとこの映画の中ではモアナのお父さんが一番キウイアクセントらしいです。巨大ザリガニのタマトアは歌っているのが多いのでわかりにくいですが、彼の英語も少しキウイアクセントだと言っていました。

 

この映画を英語でみる方はそこも注意して聞いてみるとおもしろいかもしれません。

 

 

まとめ

ざっと並べただけでこんなにたくさんニュージーランドを彷彿とさせることが散りばめられていたこの映画。

 

伝説、文化、言葉、自然に生き物。

 

今回紹介したことがニュージーランドだけをイメージして描かれたのかは定かではありませんが、ニュージーランドに住んで初めて知ったことがたくさんあったのでそこに注目しながら見ると違った楽しみ方ができました。

 

もしかするとニュージーランド以外のポリネシア諸国をイメージしたものもたくさん見つかるかもしれませんね。ココナッツとか?

 

そんなことを見ながらもう一度 映画を見てみると面白いと思います。特にこれからニュージーランドへの渡航を考えている人はもう一度モアナを観てみてくださいね♪きっともっとニュージーランドを知りたくなると思います。