KIWI LIFE of MOANA

世界の果てニュージーランドからKIWIとの国際恋愛や日常生活、それからニュージーの福祉/教育を発信!ワーホリ・ギリホリの人を応援したい情報ブログ。

海外生活で新しいことを始めるという事に抵抗が少なくなった

海外に住むようになって気づけば4年が目前に。

 

正直こんなに長く居ることになるとも、居られるとも思ってなかったので人生本当にどうなるかわからないものです。

 

今日は私が海外に身を置くようになって、楽になったことのひとつを書いてみたいと思います。

 

それは「新しいことを始める」ということ。

 

これから海外に行こうか迷っている人に読んでもらえたら嬉しいです。(今はコロナで行きたくてもいけないので早くおさまって欲しいものです)

 

 

最後に新しいことを始めたのはいつですか?

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みなさん最後に新しいことを始めたのはいつですか?

 

大人になると変化を恐れ安定を求めたり、失敗を嫌いできなさそうなことには手を出さなくなったな、という方は多くありませんか?

 

小さい頃は知らないことだらけで、行くところ、会う人、やることなんでも初めてだったのに。

 

気づけば新しいことに触れることを避けている自分。

 

先が見えないこと、今まであったものを失うこと、失敗して自分が傷つくことや恥ずかしい思いをするかもしれないこと。

 

「新しいこと」を始める時にそういう考え方が邪魔してしまうことが多い気がします。

 

かつて私もそんな風に考え、しり込みして結局やらないことがたくさんありました。

 

今でも「やろうかやらないかどうしよう」と悩む、というか積極的になれないことももちろんあります。

 

ですが、海外に来てからの方が「やってみよう」と思えるようになったかなと思うので、私にとって新しいことを始めるのに抵抗がある人は海外に行ってみるとそれが薄れるかもしれません。

 

 

海外に来たらあなたを知っている人の方が少ないし、それほどあなたのことを気にしていない

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留学やワーホリなどで海外に行く時、ほとんどの人が現地に友達がいない状態で行くことになるでしょう。

 

知り合いがいるからその場所を選んだとしても、1人や2人ではないでしょうか。

 

これから出会う人はすべて「はじめまして」の新しい関係です。

 

つまりこれまで日本であなたがどんな風に生きてきたのか誰も知らないのです。

 

積極的な人なのかそれとも消極的なのか、プライドが低いのかざっくばらんなタイプなのか、明るい人なのか暗いのか。

 

新しいことを始めても、それで失敗しても誰も気にもしません。

 

ちょっと今までと違う自分に自分自身が戸惑うこともあるかもしれませんが「やってみよう」の気持ちを大切にしてほしいなぁと思うのです。

 

人の目を気にせず生きられたら楽ですよね。

 

どうしても日本社会では他人に合わせることを求められてお互いに監視し合っているように感じることも少なくありません。

 

枠からはみ出ることを良しとしない教育を受けてきた私たちはどうしても失敗して枠からはみ出ることが怖いのです。

 

しかし、海外に出た途端今まで自分が信じていた「日本の常識」が覆されることばかり起こります。

 

身近なことで言えば、家の中で靴を脱がないこと、お風呂に浸からないこと、食器洗剤は洗い流さないこと、はだしでショッピングモールに行くこと、電車の中で電話をしたり音楽をスピーカーで聴くこと。

 

日本じゃ当たり前だったこんな生活スタイルでさえ全然違うのに、考え方が一緒な訳がない人達に囲まれて生活をすると、「人にどう思われるかな」ということを考えるのがものすごく無駄だと気づくのです。

 

人はそれほどあなたの行動を気にしていないのです。

 

気にしていないというと冷たく感じますが、「干渉しない」の方が適切かもしれません。

 

例えば、今までパーティなんて柄じゃなかった物静かな人がパーティに行くようになりとても明るく活発になったとしましょう。

 

きっと顔なじみだらけの場だと「あの子そんなタイプじゃなかったよね」なんて言われたりして、言われてしまうとやっぱり傷つくしそんなことを考えたらパーティにはまた行きたいけど行けなくなる人も多いでしょう。

 

でも海外にでて(つまり場所を変えて)あなたのことを知らない環境に行くと取り払うのは自分の中に作った「私はこういう人」という思い込みだけです。周りは今まであなたがパーティに行ったことがないことももちろん知りません。

 

今まで来たことがないようなドレスをドキドキしながら着て行っても、「素敵じゃん」なんてサラッと言われて呆気にとられるんですよ。

 

そもそも始まりが初めてだらけ

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人の目を気にしすぎても仕方ないというお話をしましたが、私自身は「初めてのこと」が苦手というよりも「失敗すること」の方が苦手でした。

 

この失敗することが苦手というのも人にジャッジされて生きてきたということなのかなと感じていますが、本当にこれまでの生活は失敗経験が少なく無難に生きてきたなと振り返ると思います。

 

まさに目指すはいつも平均点以上。

 

だから新しいことを始める時も「これなら失敗なくできそうか」という思考が働くのです。

 

「やりたいかどうか」よりも「できるかどうか」。

 

そんな私が海外に出て、「できないかもしれないけどやらないといけないこと」がたくさん出てきたんです。

 

英語で携帯SIMを買う

英語で友達作り

英語で銀行口座の開設

英語で家探し

英語で職探し

 

ひとつずつクリアしていくしかなかったですが、終わるごとに達成感があるんですよね。

 

小学生の頃のなわとびカードみたいな。

 

クリアしたらシールを貼っていくあの感じです。

 

次の課題に直面したからやるか、って感じで「新しいことやるぞ!」と意気込まないようになった気がします。

 

新しい場所に移ると良くも悪くもどうしても新しくやらないといけないことが勝手に現れてくれるんですよね。

 

やらなきゃわからないし、新しい場所も行ってみないとわからない。とりあえず行ってみよう、とりあえずやってみようと自分のなかのハードルが下がりやすくなる環境というのもポイントかもしれません。

 

私はこの間初めて1人で電話予約を取って、フィジオ(整骨院みたいなところ)に行けて自分の心のスタンプカードにシール1個ゲットしました(笑)

 

結果、色んな事に挑戦できて経験値アップ

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生活面のセットアップ(銀行や携帯、家探しなど)は必須項目なので、うまくいかなくてもやるしかなかった訳ですが、初めてのことやうまくいかなさそうなことに対して意気込まなくなったらやっぱり「やってみる」が増えるんですよね。

 

私のこの3年半のお仕事のことだけで言っても、

  • お寿司を巻こう(日本で巻いたことなかった)
  • 毎日10時間勤務
  • マッサージセラピストをしてみよう(日本でマッサージかじったこともない)
  • チップもらった!
  • 日本人ゼロの英語環境で働いてみよう
  • 皿洗いやったことないけどどんな仕事?
  • 同僚と英語で喧嘩?
  • キッチンハンドってなんだろう?(トライアル中で辞めたけど)
  • ウェイトレスに挑戦!英語で接客(お客さん優しいお店で良かった)
  • 英語で電話対応(基本的に予約受けるだけ)
  • 自分の専門分野で働いてみる(英単語がわからなさすぎる、、、)
  • 自閉症についての講義を受ける(基礎知識があったからなんとかなったっだけだ)

こんな感じで初めてだらけの3年半。

 

私生活でも日本にいた時は想像もしなかった、

  • 外国人に交じって旅行→全員がスペイン語話し出して私キレる
  • 1人でハイキング
  • 外国人男性と交際する
  • ガチのキャンプ(キャンプ場じゃない場所)
  • 他人との共同生活
  • 釣り→釣った鯛を調理
  • 料理(日本での1人暮らしはほんと料理しなかった)
  • 焼肉のたれづくり
  • タルタルソースづくり
  • 揚げ物もおうちで
  • 洗濯機のない生活
  • かわいいワンピースを着る
  • ビキニで海に行く(一生ないと思ってた)
  • ブログ
  • 韓国語に触れる
  • ものづくり→それを売る
  • ミートアップに参加→イベントを企画

 

中には「やろう」と思っていた訳でなく、たまたまそういう状況が訪れただけということも多いですが、それは住む環境を変えたからこそ訪れたこと。

 

環境を変えるってとても大きいです。

 

やってみなきゃおもしろいかどうかもわからない。

 

ワーホリ中は特に1年しかないという期限付きが背中を押してくれます。

 

「やらないまま帰っていいのか」

 

今まだもし海外に行くのを迷っている人がいたら「行かないままでいいのか」で考えてみてください。

 

英語で生活なんてできるのかな、仕事みつかるかな、友だちできるかな、、、不安は数え出したら山ほどみつかります。

 

でもやってみてできなかったらその時考えればいいんです。

 

もう少しやってみるか、もうやらないか。

 

きっとその頃には満足して違う道を選べると思いますよ。

 

知らない場所にいって思う存分「あたらしい」に触れましょう。

 

それは「あたらしいあなた」に出会うこと。