ニュージーランドではクリスマス前から約6週間の夏休みがあって、1月末から2月の初めに新年度が始まります。
私が勤めている学校では、子どもたちの登校初日の前にスタッフだけの打ち合わせの日があります。
日本とは違う様子もあるのでちょこっと書いてみたいと思います。
スタッフだけで何をするの?【スケジュール】
マネージメントの先生たちは新学期の始まる数日前から、ミーティングがあるようですが、私のポジション(Teacher Aid)は1日だけ。
しかもたった2時間半。
・ポフィリ
・モーニングティー
・ミーティング 以上
ポフィリとは?
ポフィリってなんだろう?という方が多いのではないでしょうか?
ポフィリとはPowhiriと書くんですが、マオリの伝統的な歓迎儀式を指します。
ポフィリとカタカナで書いていますが、ポゥフィリ?ポゥフリ?フとフィの間?みたいな音です。
伝統的な歓迎の儀式なんですが、新年度が始まるので新しいスタッフがたくさん入るのでその人たちの歓迎式です。
今回は15人ぐらいいたかな~
ポフィリはどんなことをするの?
- マオリの女性の迫力の掛け声で新しいスタッフが入場
- 新しいスタッフと、旧スタッフが間を開けて対面になって座わる
- マオリの男性からのマオリ語+英語でのあいさつ
- 校長先生のあいさつ
- 旧スタッフからのマオリの歌
- 新スタッフからのマオリの歌
- 新男性スタッフと旧男性スタッフがホンギ
- 終了
マオリの儀式なのでマオリ語もたくさん。
学校と関係のあるマオリの方がこの日の為に来てくれて式を遂行してくれます。
私が旧スタッフとして歌った歌はこちら↓
これを2回繰り返し。めちゃくちゃ短い。
マオリ語ですが、ほぼローマ字読みで大丈夫なので日本人にとっては読みやすくて発音もしやすいんですよ。
ちょっと気になった事は最後のホンギ。
ホンギはマオリのあいさつで鼻とおでこを相手の鼻とおでこにくっつけるんですが、男性しかしない。
列に並ぶ時も男性が1列目で女性は後ろって決まっていた。
マオリも男性優位で文化が作られてきたのかな?なんて思いました。
モーニングティー
モーニングティーは休憩(笑)
普段も勤務中の午前中に20分の休憩があるんですが、今日はドリンクとフルーツやケーキなどの軽食がふるまわれました。
2.5時間しか拘束時間ないのにまさか休憩があるとは思わなかった。
しかし、それもニュージーランドの良いところだなと思ったのです。
普段私たちは多数の学校で別れて働いていてあまり一堂に会することがないんですが、こういう機会に久しぶりに会ったり、初めましての人とも話したり情報交換したりがあって。
スタッフ同士で仕事外の話ができる場が勤務時間内に設けられているのはいいことだな~と。私もしっかり他の学校にいる日本人の先輩TAと情報交換させてもらいました!
ミーティング
小一時間、顔合わせメインのミーティングがありました。
私は今年度配属になったクラスに今まで一緒に働いたことがあるスタッフがゼロ。
不安だらけでしたが、自己紹介で色々話して。
その自己紹介も本当に行ったり来たり。自己紹介をしている人の話に次々いろんな人が入ってドンドン長く。。。(笑)
その後、生徒のメンバー発表とグループ分けと注意点について。
誰が車いすユーザーか、服薬しているか、てんかんがあるか、今年で卒業か、初めのうち気を付けた方がいい子の確認。
最低限だけど初日に知っておきたい事が聞けて良かった。
チームとしてやっていけるかな、頑張ろうと思えた初日でした。