KIWI LIFE of MOANA

世界の果てニュージーランドからKIWIとの国際恋愛や日常生活、それからニュージーの福祉/教育を発信!ワーホリ・ギリホリの人を応援したい情報ブログ。

社員の休みを取りやすい環境をサポートするリリーバーというポジションとは

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 ニュージーランドはワークバランスが良いと言われています。

 

有給休暇が取りやすかったり、残業がほとんどなかったり、休憩時間の確保などなど日本で問題となっているようなことが大幅に少ない勤務環境があります。

 

今回お話するのは、そんな社員の働き方を裏から支えるお仕事『リリーバー(Reliever)』というポジションのお話です。

 

 

 

リリーバーとは

まず、リリーバーってなんだろう?というところなんですが、Reliever やRelieving ○○という形で呼ばれることが多いのですが、「代わりの」という意味です。「代わりの人」「代わりの○○」というところ。

 

ちなみに以前私は「Relieving Teacher Aid」というポジションで雇用されていました。

つまり、代わりのTeacher Aidということ。

 

Teacher Aidのお仕事内容などはこちら↓

www.kiwilifeofmoana.com

 

 

 リリーバーを雇っている場所

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 私が以前リリーバーとして働いていたのは上の記事にも書いた、特別支援学校です。

 

別の特別支援学校でもリリバーポジションはあるようです。

 

他にもリリーバーがいるとよく聞くのはChild careやKindyといった日本の幼稚園や保育園にあたる幼児関係です。

 

もしかすると他の機関でもあるのかもしれません。

 

 

リリーバーの役割

リリーバーは基本的にカジュアルのポジションになります。

 

つまり働く日数や時間がマチマチなんです。

 

どういうことかというと、リリーバーは意味の通り、『本来働くはずだった人が休んだ時にその休んだ人のポジションでその人の代わりに働く』のが役割なんです。

 

私の場合だと、支援学校の補助教員が有給休暇を取っていたり、病欠で急に休んだ時に電話がかかってきて「今日○○学校の〇クラスに8:30~行ってくれる?」というような連絡をもらって働きに行っていました。

 

「急に言われる仕事だと他の予定が組みにくいのでは、、、」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろん依頼が来た時(当日の朝や前日)に予定があって無理でああれば断っても平気です。というか、それが当たり前のポジション見たいです。

 

 

どんな人がリリーバーをしているのか

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主婦の人や子育て中の人、学生もいました。

 

メインの仕事(家事や他の仕事・学業など)があって、でも少し稼ぎたいなという人が多いのかな?と思います。

 

私はどれも当てはまっていませんが、リリーバーで働いた理由、それは「リリーバーのポジションだったら空いてるよ」と言われたからです。

 

 

リリーバーから始めてみよう

 以前の記事にも書いた事があるのですが、ニュージーランドでどうにか福祉の現場で働きたいともがいていた頃に、支援学校の先生を紹介してもらって面接のような場を作ってもらったんです。

 

話をしている時に「今正規のTeacher Aidのポジションは空いてないんだけどリリーバーで良かったら契約できるよ」と言われました。

 

実はその時リリーバーが一体なんだかかわからないままOKしたんです(とにかく現場に入りたかったので)

 

そこから働き始めたのですが、たまたまかもしれませんが仕事も割とあってその後正規のポジションをもらうことができました。

 

私は英語力が高い訳ではありません。きっと学校側も不安がない訳ではなかったと思いますし、私の人柄や仕事に対する姿勢もわからないので最初から正規のポジションというよりはリリーバーで少しずつ働いて、、、っていう感じなのかな?と働いていた思いました。

 

他の人も、リリーバーから入って正規のポジションに空きが出れば働きたいと上司にかけあっている人もいました。

 

とりあえず入ってしまうと次のチャンスに繋がると思うのでやってみる価値はあると思います!

 

【朗報】ニュージーランドも保育関係・学校関係・介護業界 人手不足です!

 

 

 

リリーバーがいる利点*日本にも導入できればいい勤務形態

 働いていて思う事、それは日本でもこのリリーバーのポジションってできないのかな?という事。

 

支援学校もそうですし、保育園や幼稚園、それから私が日本で働いていた障害者の支援施設では専門性はもちろんなんですが、人手がどうしても必要な場面があります。

 

そして介護分野も常に人手不足が言われています。

 

事故や危険性を考えると、パッと入った人ができる事の仕事は少ないかもしれませんが同じ人が時々入ることで子どもや利用者さんとの関係もゆっくりですが築いて行く事は可能です。

 

休みを補填してくれるスタッフがいるという事で、フルタイムのスタッフになってからも気を使いすぎずに休みを取る事が出来ています。

 

正規のスタッフが休むと残りのスタッフに少なからず負担はもちろんかかりますが、頭数が揃っていると通常の日とそこまで変わらずスケジュール通りプログラムを行う事ができます。

 

働き方改革なんて言葉をよく聞きますが、こういうところから休みを取りやすい環境だったり、主婦の社会復帰だったりと多様な働き方に対応していけるんじゃないのかなとリリーバーをやってみて感じています。