8月、梅雨は明けて夏本番が始まった日本とは対照にニュージーランドは冬真っ只中。
降水量が上がる冬のニュージーランド。ニュージーランドの醍醐味とも言える自然の多い南島では緑が白に包まれ、スキーやスノボなどのウィンタースポーツを楽しむ人も増える。
南島に比べると温暖な北島・オークランドは1桁前半の気温になることは少ないけれど、風が吹くとひんやりと十分寒い。
雪のないオークランド、さて何をしようか?
夏には、太陽がさんさんに降り注ぐなか、海水浴にハイキング、釣りやキャンプとアウトドアアクティビティが盛んになる。街中でも毎週のようにどこかでマーケットが催されて人々が集まる。
そんな活気溢れる夏場と違い、どうも「やることがない」と評されてしまう冬場のオークランド。
残念ながらそれに同意してしまう私がいる事も確か。雨が多いし晴れても寒いし。
そんな中で私が楽しんでいるのがこれ。
(左上:Great north road 右上:Takapuna beach
両下:West Auckland Waitakere Ranges)
そう、虹です。
冬のオークランドで虹を楽しむ
オークランドはニュージーランド1の都会す。街の中心部にこそ高層ビルはあるものの、少し離れると建物は低く、また坂が多いこともあり見晴らしの良い場所が随所に現れます。どこでも大きな空が広がるのです。
実は年中虹は楽しめます。ですが冬が良い。それは先ほどお話した冬の気候の影響をとても受けるから。降水量が高い、つまり雨が多いんです。
だから虹が出るチャンスが多いのです。
雨と聞くと濡れるし髪はうねるし傘も持たなきゃいけないしと面倒なイメージかもしれませんが、オークランドの雨は短いものが多い。降って来たなと思っても気が付くと止んでることが本当に多いんです。逆に長雨は結構少ない(しかし降ったらすんごい時も多いですが。)
この短い雨→晴れ間に現れるのが虹ですよね。ほんとうによくお目にかかれます。
薄いものから濃く綺麗なものまで。
低かったり高かったり。
部分だけだったり全部だったり。
ダブルレインボーも珍しくはありません。
虹ができる条件
ここで虹ができる条件をまとめてみます。
これさえ覚えておけばさらに素敵な景色に出会いやすくなりますよ。
・雨の後に十分な太陽の光が射すこと!
→虹は太陽の光だから!
十分な光が射していれば↓
・太陽と反対側をチェック!
→映画館と同じ構造。映写機が太陽。映写機は自分の背後からスクリーンに向かって映しますよね!水分を含んだ空気がスクリーンになります。
なので太陽の位置を確認し、それと反対側の空を見上げるのが大切です。
ちょっと調べてみると色々なサイトでむずかしーく「光のプリズムが〜」とか、「反射の角度が〜」とか書かれてるのですが、ただ虹を楽しみたい人にはこれで十分!
条件が揃ってれば虹は出て、それを私たちが見つけられるかどうかっていうだけ。
肌で感じて、あ、これは!どっちだ!?あった!ってなります。
そうなればあなたも虹ハンター。
それからもう一つ楽しめること。それは、
虹は成長する!
ご存知でしたか??
私はNZに来るまで知りませんでした!
日本(大阪)にいた時はほとんどビルの間とかで奇跡に近いような虹の発見率でしたし、虹はパッと出てパッと消えるものだと思っていました。
でも違ったんです!!
もし虹探しを始めて(探してなくても)虹の一部だけが出ていた時、もし可能なら観察をしてください。
「あー今回は部分だけやー」と諦めないこと!
少しみていると虹が伸びて行くのを観れるかもしれません!数分かけて大きな半円になることもしばしば。
急に濃い色になったり薄くなったり
早く伸びたり、伸びるのとは逆の方向から消えていったり
端っこだけだった虹が↓
フルに伸びた♡
本当に色んな表情が楽しめます!
まとめ
・雨の後の晴れ間を待て!
・太陽と反対側の空を見上げろ!
・一部でも見えればチャンス!待ってみるべし!
これであなたも虹ハンター!
ジメッとした冬もこれで気持ちが晴れますように!
それでは今日も虹ハントに行ってきまーす✳︎See you!