KIWI LIFE of MOANA

世界の果てニュージーランドからKIWIとの国際恋愛や日常生活、それからニュージーの福祉/教育を発信!ワーホリ・ギリホリの人を応援したい情報ブログ。

【ニュージーランドのロックダウン】思ったよりも大したことなくて、思ったよりも大したことがあったスーパーでの買い物

ニュージーランドのロックダウンから10日、初めてスーパーに行ってきました。

 

うちは同棲している彼がエッセンシャルワーカーで普段から外に出かけるのでこの10日間の間も大きなショッピングはしなくともちょっと牛乳がなくなったとかタバコを買わないとという時は仕事の帰りに彼が行ってくれていました。

 

逆に私はずっと家に居る生活。

 

外に出るのは1日のうち30分程度の自宅周辺の散歩のみ。

 

スーパーくらい行きたいな、と思ってきて今晩行ってきました。

 

f:id:moanakiwilife:20200404204115j:image

 

スーパーに行くまでの考えと心境

 

毎日自宅にいる生活でだんだんと退屈さは増してきました。

 

ニュースを見る事を控えたり、新しい事をやってみたり、友達と話したりとストレスを溜めないように工夫はしているつもり。

 

それでもどこか縛られているという感覚は無意識のうちにあって、なんだか息苦しさを感じていました。

 

自宅待機生活の中で、私にとって夕食の献立を考える事は割と楽しい事だと気づき毎日レシピアプリで新しい料理を検索したりしていたのですが、そんな中で「自分の目で見て商品を選びたい・スーパーをうろうろしながら献立を考えたりその時の気分で買い物を楽しみたい」と思ったのです。

 

そこでついに今日行く事にしました。

 

スーパーに行ってみて目の当たりにした状況

f:id:moanakiwilife:20200404204432j:image

スーパーの様子は彼から聞いたり他の友達からも聞いていたのでなんとなく想像はできていたのでそれほど驚くことはありませんでした。

 

・店内に入る人数に制限があるため、店外まで待っている人の列が続いている。

・待っている間、ソーシャルディスタンシングを守る必要があるため2m間隔をキープ(だから余計に列が長く見える)。

・店内に入れるのは1組1人。

・店内はみんな割と自由に動き回っている(2mが保てない)

・レジの周りにはスタッフとお客さんを仕切るためのボードが設置されている

・キャッシュレス推奨

・品物はほとんど不自由なく買う事が出来る

 

 

これらの前情報はほとんどあっていました。

 

そう、大した事ないな~という感じ。

 

買えなかったものは相変わらずサニタイザーと小麦粉でその他に欲しかったものは買えました。

 

普段は量り売りをしているものがすでに袋に入れられていたりいつもと違う様子もありましたが品物は補充されているし、スーパーで働いてくれている人には感謝しかないなぁと思いながら買い物をしていました。

 

しかし、スーパー滞在時間が長くなるにつれて無意識に働きかけるような不快感を感じるようになり、何かがいつもとはやっぱり違うんですよね。

 

気持ちがどんよりする感じです。

 

おそらくそれは「守った方がよい事が守れない状況」や「見えないウイルスにずっと気を使っているから」だと思いました。

 

買い物中は全くソーシャルディスタンシングについては守られず、かなり近づくこともありましたし、買い物カートも利用しましたが、頻繁に消毒されている様子はなかったです。

 

商品も今までは微塵も考えた事もなかったのに、「私が触る前に誰が触ったかわからない」と考えている自分に気づいたのです。

 

支払い時もキャッシュは禁止かと思っていたのですが、私の目の前のお客さんがキャッシュで支払い店員さんはそれを触りおつりを渡し、そのまま私の対応に入りました。

 

店員さんは手袋をしているので大丈夫かもしれませんが、「え、キャッシュ触ってそのまま私が今から買う商品全部触るやん!」と。

 

綺麗なんだかどうなんだか。

気にしているのかしていないんだか。

 

私がもう気にしすぎなのか?

でもそれを気にしなくていいなら今マスクをしている意味って?

 

 

スーパーに行ってからの心境の変化

 

もう自分で買い物に行きたいとか言わないです、きっと。

 

ただただ疲れました。

 

ウイルスをもらわない為にこれはした方がよいと言われていることが守れない環境だな、と思ったからでしょう。

 

普段の買い物で楽しめているような気持ちは今日の買い物中は微塵も感じる事はありませんでした。

 

もう彼が行ってくれると言った時に適当に食材を買ってきてくれれば、それで適当に美味しいものを作るよ、と伝えるつもりです。

 

そしてこの10日間でとてつもなく自分自身が敏感になっている事、自宅にいる時は安心できているけれど、今回の外出で見えないウイルスに恐怖を感じている事を知りました。

 

この精神的な疲れは想像していない事で、こんなに疲れると思っていませんでした。

 

これが思ったよりも大したことがあった、と言う理由です。

 

 

今日の買い物から思った事

f:id:moanakiwilife:20200404204409j:image

ロックダウンが始まってから10日間はほとんど買い足しせずに行けたので初めてのロックダウンにしては割と持った方だとは思うのですが、やっぱりできるだけスーパーに行く機会は減らそうと思いました。

 

世間でも言われている通り、品物は十分にあります。

 

焦る事はありません、ただ行かなくていいなら行かないに越したことはないと思います。

 

いくらマスクをして出かけても手袋をして出かけても他人と接触するという事は完璧なんて事はないのだろうなぁと。

 

なのでできるだけ10日~2週間くらいは買い物に行かなくてもよいようにしておくのがいいのかな、と思います。

 

そして非常事態は自分の意外な一面を見るかもしれないという事。

 

特にこの10日間すごく閉鎖的な空間・環境にいた私はきっと刺激が少ない状況に慣れたナイーブな状態になっていたのではないかと思うんです。

 

それが急に人が多い場所に行き、「これは大丈夫なのか?」と自分の想像や理想とかけ離れた場所に入ることによって不安・不快な気持ちになりました。

 

私は今まで自分がこんなに神経質だと思った事はありませんでした。

 

それが買い物から帰ってきて2時間以上経ちますが気持ちはまだどんよりしています。

 

とりあえず彼にこの気持ちを話したら「俺は気にしないから俺が行くわ」と言ってくれたのでお願いしようと思います。

 

こういう非常事態には自分自身がどういう反応を起こすのかわからないものですし、人それぞれストレス耐性は違います。

 

無理をせず、できる人ができる事をするのが良いでしょう。

 

もちろんしんどくなってしまった私がこんな記事を書いているので、そうならない人からしたらたいそうな書き方かもしれません。

 

しんどくならなかった人はそのまま買い物に出かけてください。そしてそんな風に感じた人もいるのか、と知ってもらえたら嬉しいです。

 

しんどくなってしまった人は無理せず頼める人がもしもいるのであれば頼んだり、人が多いなと思う時は無理して入らないなど自分なりに工夫されてみて下さい。

 

 

www.kiwilifeofmoana.com

 

あぁ1日も早く今までの気にしない生活に戻れる日が来ることを願って、明日からもロックダウン、自宅待機を続けようと思います。

 

Stay Home, Save Lives♡

 

それでは、See You!