ワーホリから国際恋愛、定住。
よく聞く話ですよね。
私も今そんな感じです。パートナーと出会い2年程一緒にいます。
国際恋愛ってなんだかキラキラしたイメージがありませんか?
かっこいい彼氏、金髪・青い目。それからレディーファーストに甘い態度。
そ・ん・な・わ・け・な・い!(笑)
もちろんそんな人もいるでしょうが、国際恋愛=イケメンだとか映画の中の美男美女みたいなカップルを想像するのはやめた方が賢明ですよ。
さて、私の国際恋愛のお相手はNZ人。
金髪でもないし、青い目でもありません。
夢だけ見ている人にはお勧めしない国際恋愛。
デメリットが多くてその一つ一つが結構重いけど私が今もここにいる意味。。。愛だね。(どうだろう?)
ワーホリに行けば外国人と出会えるのか
これはワーホリの仕方によると思いますが、いくら人気のワーホリ先で日本人が多いと言えども外国。
日本人とそれ以外に分けるのであれば、外国人の方が多い。なので外国人には出会います。
その出会いを一瞬のものにするか続けるかはお互いのフィーリングではないでしょうか。
ちなみに当たり前ですが、語学学校は外国人の宝庫です(笑)
もちろん日本人もたくさん居ますが、同じ学校に通う学生同士なので友達になりやすいです。
同じクラスだったり、アクティビティに一緒に参加するうちに。。。♡なんて事も。
ま、私にはありませんでしたが。
私と彼が出会った方法
ではそんな私がどうやって彼に出会ったのか。
それはズバリ、アプリです。
一度は耳した事があるかもしれませんがTinderというアプリ。
賛否両論というよりもネガティブなイメージを持っている人の方が多いかもしれない世界的に有名なアプリです。
オーストラリアにワーホリをしていた時に、友達から教えてもらって始めました。
「遊び目的の人が多い」という情報ももちろん知っていました。
出会いの為というよりも、テキストで英語を練習するという目的で始めたアプリ。
実際に始めてみると本当に遊び相手を探している(露骨な)人もたくさんいました。
しかし、そうじゃない人も同じくらいいました。
ちなみに彼が私に出会う前にそのアプリで遊んでいたかどうかは知りません。
でも私にとってはそうじゃなかった。
そんなもん。
国籍が違う人と一緒にいるメリット・デメリット
一対一の関係と言っておきながら、やっぱり日本人/日本で育った人 とは違うお付き合いがそこにはあることも確かです。
それをメリット・デメリットと表していいものか?とも思いましたが書いてみます。
正直デメリットの方が多い気が、、、(笑)
ちなみに私のパートナーはニュージーランド人で日本語は話せませんし、他の国に住んだこともありません。
そして私の英語はまだB1レベルの英語力です。
そんな私たちの生活でのメリット/デメリット。
デメリット
・英語を話さなきゃならない
コミュニケーションに明らかに壁があります。
英語がペラペラで自分の考えや思いを英語に乗せてきちんと伝えられる程度の語学力があれば違うと思いますが、私程度の英語話者だと正直きついです。
彼自身はそれほど気にしていないようで、私がわからなくて話半分に聞いていても怒ることはありませんし、英語主体だと言われたことを記憶・維持するのが難しくてその時は理解してもすぐ忘れてしまうんですが、それも「前に言ったやん!!!」と怒ってくる事はありません。
私が感じるのはこちらからの発信と受信。
言いたい事が伝えられないもどかしさは思いのほかストレスです。
きちんと話し合いたい時、将来の話やお金の話、喧嘩の時も全て英語。仕事の愚痴を聞いて欲しい時だって英語で説明しなきゃなりません。
そして彼の考えを聞いても私には正しいニュアンスがわからないのです。
日本語が話せる人と言葉でここまで悩むことは30年日本で暮らしてもありませんでした。
もちろん操る言葉が同じというだけで違う人間同士100%分かり合えるなんてことはないんですけどね。
・物理的な日本との距離と航空券
言い換えると、「実家に帰らせていただきます」が簡単にできません。
日本に住む日本人カップルだからと言って簡単に家出はしないとは思いますが、喧嘩の時だけでなく実家に帰る時はあると思います。
そんな日常の一幕に私は実家に帰ることができません。
フラッと実家に帰ってお母さんに「あんたこのお肉持って帰り~」とか言われてみたいです(笑)
・ビザ問題
日本人と日本に住めばなんの問題もなく一緒にいられたのに。
こればっかりは本当に面倒です。
ビザが取れずにやむなく遠距離にもなったし。
今3回目の準備をしていますが、申請の度に大喧嘩になる。。。
これを一緒に乗り越えるというのもまたカップルとして強くなるとは思うのですが、今はまだネガティブにしかとらえられません。
申請のめんどくささに加えてお金。
ビザの申請料やら健康診断やらがかかります。
ニュージーランドは他国に比べて安いということも聞きますが、タダではありません。
・文化・感覚・常識の違い
言語と同じで、これも同じ場所で育っても、同じ宗教だとしても誰一人として同じ人はいないので100%分かり合える事はありません。
しかし、その予想範囲を超える事があったり想像すらできない事があります。
うちはもしかするとその差が小さい方かもしれません。
彼が順応型だからかもしれませんが。
靴は脱いで家に上がることに何の抵抗もなくやっていますし、日本食大好き。
食事に制限もなく、生魚も食べられる。
無宗教者で、そもそも宗教に興味がない。
日本人の私も普段は自分の宗教を考える生活を送っていないので問題ゼロ。
↑ここは問題の出てくるカップルが多いところかもしれません。
ではうちはどんな生活習慣の問題があるのかというと、
・キウィは食器を洗う時洗剤を流さない!(なんで!!!)
くらい。
洗剤は流して!と伝えているけど、本当にやっているかどうかチェックしてやってないと腹が立つので洗ってくれている時は見ない+環境にやさしい(人にも優しい)洗剤に変更済み(笑)
他は、育ってきた環境と個人の性格の相乗効果かな~と思う所で
・謝罪のタイミングの違い
・物事のペース
日本は謝罪の文化です。
至る所で謝ります。
しかも自分に非がない時でも穏便に事態を収束させる時でも謝ったり、会社の為に謝ったり。
謝ること・謝られることのタイミングってわざわざ勉強したことないですが、日本人同士だと大体こういう時は謝るよね、っていう場所が同じです。
性格的に謝れない人もいますが、そんな人も心の中では「謝った方がいいけど謝りたくない」という雰囲気がありますが、彼にはない!当たり前です。
彼にとっては謝るポイントではないからです。
一言「ごめん」って言ってくれればそんなに大きな問題にならずに済んだのに、それがなくてだらだら嫌なムードになっていくことが。。。はぁ。
こういう時にはすごく謝って欲しい訳ではないんだけど「ごめん」って言って欲しいということを伝えています。
言ってくれれば満足だと。
こういう感覚的な所は説明してもわからないかもしれないけれど伝えるしかない。
それからペース。
これは環境と性格のダブルパンチ。
キウィはもちろん人によりますが、ゆっくりのんびり。
焦らなくていいよ~が基本。
街中で走っている人は少ないし、電車もバスも遅れます。
それに比べ、日本人は集団行動の中で教育されてきました。
時間・ルール等しっかり守る必要がありましたよね。
そんな中にいた私たちは、自然と「先を見越した行動」が身についています。
それプラス私の気質と職業柄もあると思いますが、予定は基本的にオーガナイズしたい(気を抜くと何もしなくなるので)。
ゴール(目標や終わり)を決めてそれに向かって積み立てたり、逆算したり。
それが好きで得意な私と、のんび~~~~~~~~~~~りな彼。
時間に追われることがそんなにない環境だったのかな?と推測するしかありませんが、時々この差がすさまじい喧嘩に発展します。。。
・パートナーのあり方の違い
NZでは結婚しているしていないに関わらず、ガールフレンドではなくパートナーと呼ばれるようになるともう公式のようなもの。
どこに行くのも同行。
家族の集まり・友達同士のパーティー・会社のクリスマス会など。
家族はまだいいとしても、友達同士の集まりには友達同士の雰囲気があるし、会社のパーティーなんて行きたくない。
でもこっちでは同伴が普通なんですって。
ラッキーな事に去年の会社のクリスマスパーティーが中止になりまだ参加せずに済んでいます(笑)
私が付き添う側の時はこのルールを知っていますが、彼が日本式をわかっていなくて私が友達同士のホームパーティーに参加した時に事態が。
「なんで俺を連れて行かなかったんだ、連れて行きたくなかったんだろ」みたいな感じです。
私の感覚からすれば、連れて行きたくないが正直な所でした。
私の友達だし、日本語喋りたいし、彼にも友達にも気を使うし。そもそも友達同士の輪に彼氏連れて行くって変!
これも一悶着ののち、日本ではこれが普通だし、私もそう思ってるという説明をしました。
・話題を共有できない!!!
さっきも文化の話をしたのですが、音楽!映画!有名人など。
彼は日本が好きとか、日本人が好きだから私と一緒にいる訳ではないのでほとんど日本の事は知りません。
そして逆もしかり。
まだ私はこっちに住んでいるので、テレビに出てくる人や耳にする曲も彼と同じものですが、日本の情報はゼロなので彼が日常で日本を知ることはほとんどありません。
ましてや芸能情報なんて。「○○が結婚!」えー!!と思っても共有できる人はいない~
メリット
・英語が学べる?
これ、よく言われるんです。
「外国人の彼氏できたらもう英語ペラペラやな~」って。
そんなバカな。
英語を学ぶために彼と一緒にいる訳ではありませんし、私はあまり英語への意欲は高くありません。
それでも英語が必要だから話すし、わからなければ聞きます。
パートナーによっては熱心に教えてくれる人もいるかもしれませんが、うちは今のところそれはありません。
日常会話をするだけ。仕事で困った時にも聞いたりもしますが、私が聞いたことにだけ答えてくれるスタイル。
それ以上は求めていません。
発音の矯正もないし、文法が間違っていたり、「a」や「the」がなくても指摘されることもありません。
だからすごく英語が伸びる!なんてことはなさそうですが、ずっと日本語を話しているよりかは伸びていると信じたいところです。
英語を身に着けたい人にとってはデメリットではありませんが、メリットというほどメリットでもないかもしれません。きちんとした英語でなくても分かってくれるので、逆に伸びないこともあるかと思います。
・喧嘩が少なくなった
英語が堪能でないことが2人の関係を保っているなと思うことがよくあります。
私、カチンと来たらバッと言い返しちゃうんですよね~
それが喧嘩を悪化させることが以前は多々ありました。
しかし英語が堪能でない分、瞬発力が下がっていて咄嗟に言い返せないんです。
そして英語が頭の中で英語が揃った頃には「言わなくてよかったな」と冷静になっていたり、「もうどうでもいい」と消化していたりします。
(英語がもう少し伸びると性格上この問題は再浮上の可能性があるなと懸念しております)
・外国人は優しい?
外国人の彼氏が欲しいという方の中にはあま~い生活を夢見ている方も多いかもしれませんが、うちはそんなものはありません!(笑)
ハニー♡と呼ばれることもないし、ところ構わずスキンシップもありません。
これは本当に人によります。
そして私はハニーでもベイビーでもなくてMayumiなので呼ばれたくないのが本音。
ただ、彼も元々はそういう人なのかもしれないなと思うのが、やたらとメールの時だけスイートです(笑)
でも実際優しいです。
というか細かくない。次に続くことと一緒かもしれませんが、おおらかでなんでも受け止めてくれますし、基本的にはなんでも私優先。
・自分は自分でいいんだと思える事が増えた
私、日本では周りから完全にデブ扱いされる(デブだから認めてる)んですが、NZは多様性に富んだ国です。
見た目も色んな人がいます。
色んな人というか、圧倒的に大きい女性が多い。
横に大きい人も縦に大きい人も、両方も。
私、めちゃくちゃちっちゃいなと感じる事もあるほど。
そんな環境で育った彼が私を「でかい」と思う訳がなく。
いつも「ちっちゃいね~」て言われてます。
彼自身も180センチ以上あるので余計かもしれませんが。
おかげで「太っているからダメ」と思うことは一切なくなりました。
化粧をしたくないならしなくてもいいと言ってくれるし、着たい服を着ればいいとも言ってくれます。
生活全般的にも私を私として受け入れてくれている感じです。
・キウィハズバンド
うちは結婚していないのでハズバンド(旦那)ではないのですが、キウィハズバンドって知ってますか?
ニュージーランド人の旦那さんってことなんですが、NZの国鳥のキウィの意味も入っていて鳥のキウィのパパは卵を温めて孵化させて子育てもするんです。
そんなキウィの姿から、家事や子育てを率先してやる旦那さんをキウィハズバンドと呼びます。
ウチは私の方が勤務時間が短いので家事も主にやるということにしている(私がそう言っている)んですが、めちゃくちゃ手伝ってくれます。
ゴミ出しは基本的にやってくれるし、料理も手伝ってくれるし、コーヒーを淹れるのは彼の仕事だし、暇だったら洗い物もやってくれる。
買い物も一緒に行く事が多いからほとんど運んでくれるし、ベッドメイキングの習慣がない私を知ってか(というより彼の習慣か、)ベッドメイキングも毎日彼がやってくれます。
・体温の高さ
共感してくれる西洋人パートナーを持つ人は多いのではないかと思うのですが、体温が高い!
もうこれはNZに住むなら必要なアイテムになります(笑)
カイロいらず!
代謝がよく、体温も高いので本人は暑いらしく、冷たい私が良いらしい(笑)
オークランドは夏でも汗をだらだらかくことは(私は)ないので、暑苦しくありません。(オーストラリアで同じく体温の高い人と一緒にいた時は暑苦しかった)
・海外に住める
これまた、海外に住むために彼と居る訳ではないし、デメリットに上げたように帰りたい時に帰れない等もありますが第二の場所ができるというのもまた事実。
日本の喧騒やよくわからない常識に疲れて海を渡った私としては彼と出会ったおかげで今もNZに滞在で来ているのでメリットでしょうね。
彼自身は嫌がっていますが、実はオーストラリア市民権保持者でもあるのでオーストラリアも可能性としてはあり・・・?
いつかオーストラリアに住みたいな(笑)
色々大変な事もありながら2年ちょっと一緒にいますが、トータルで見ると平和な日々。
Tinderで出会ったというとマイナスイメージの人が多いのは事実です。
中には私たちをよく思わない人もいるかもしれません。
でもそれは他人の思考なのでどうしようもない。
Tinderで出会ったこと・今も一緒にいることが私たちの事実。
日本人と付き合おうが、違う国の人だろうが結局は相性なのかな~。
私はNZ人を探していた訳でもないし、彼も日本人を探していた訳ではありません。
たまたまNZで出会って何とかやっているっていうところです。
また何か思いついたら書いてみますね。