KIWI LIFE of MOANA

世界の果てニュージーランドからKIWIとの国際恋愛や日常生活、それからニュージーの福祉/教育を発信!ワーホリ・ギリホリの人を応援したい情報ブログ。

多様性の国、ニュージーランドで受けた差別とその対処法

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今日はちょっとネガティブなタイトルをつけました。

 

ニュージーランド(NZ)に来て3年目になります。

 

NZは本当に多様性を感じることのできる国の1つだと思っています。

 

特に私の住むオークランドは移民の数がずば抜けて多いので、キウィに会う事よりもインド人や中国人に会う方が多いのではないかと思うほど。

 

そんな国だから、みんながみんな寛大かというとそれは違うかな?と思うのです。

 

 

 

 

ニュージーランドに住んでみて思う事

「NZ人はやさしい」ということを色んな所で見かけますし、実際にそうだなと思う場面に多々出会ってきました。

 

NZ人に限らず、NZに居る人は気さくで優しい人が多いです。

 

知らない人でも道は譲ってくれるし、ドアも開けてくれていたり、知らない人同士がバスの中で盛り上がっていることもよくあります。

 

すれ違う人にも笑顔だけでなく声をかけられたり、それは受けるこちらも積極的に返そうと思えるもの。

 

ゆっくりとした時間の流れの中に、優しさが溢れています。

 

バスの運転手さんが止まるはずじゃないバス停で止まってくれたり、疲れている顔をしていると即座に大丈夫か?と聞いてくれる同僚。

 

カフェで閉店間際だからと大きなドーナツをもらえたり、図書館で急に話しかけてきた人が私の就職活動を手伝おうとしてくれた事も。

 

 

もう挙げて行けばキリがないほど、日本ではなかなかない人との付き合いがあり、色んな人に支えられながら生きているなと思います。

 

 

 

私が出会った差別

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しかし、いくら多様性社会に慣れている人たちであっても全員が全員「いい人」ではないんですよね。

 

人種差別をする人

男女差別をする人

障害者差別をする人

LGBT差別をする人 など

NZにはそういう人がいない訳ではありません。

 

実のところ、私は「日本人だから」「アジア人だから」と直接的な差別や攻撃を受けたことはまだありません。

 

陰で言われているかどうかはわかりませんが、気づかないのでとりあえずのところ悪い気はしていません。

 

では、何で差別を感じる事があるかというと、

 

 

「英語学習者」であることです。

 

 

差別という言葉が正しいかはわかりませんが、見下されていると感じるというところ。

 

 

私は割と嫌なこともすぐ忘れてしまうタチなので、あまり覚えていないものなのですが、この3年弱で忘れられない人が3人いました。

 

2人はNZで初めの仕事に就いた時の同僚。

 

そして1人は今の職場の同僚です。

 

細かくは書きませんが、3人から受けた対応には尊重するという気持ちが全く感じられないものでした。

 

一生懸命に伝えようとしている人に対してそんな言い方できるんだ、というような言い方で

 

「はぁ?何言ってんかわからんわ!」みたいな感じです。

 

2人寄れば、「ちょ、あいつ何言ってんかわからんねんけど」「ウチもわからん〜」みたいな聞こえる悪口になったり。

 

職場でそういう事があると結構こたえます。

 

 

 

そういう人に出会った時にどうするか

 

NZで生まれ育ったキウイで特にオークランド出身だと、幼少期から外国人に囲まれて育っている事が多いです。

 

私のパートナーもその1人。

 

ゆえに彼は外国人、そして英語を母国語としない人への理解があります。

 

そんな環境で育った人が多いはずなのにも関わらず、理解がない人はない!

 

 

 

ではそういう人や場面に会った時はどうすればいいのか。

 

・気を強く持つこと

私の経験上、そういう対応を言語学習者にする人は英語以外を話せません!

上記の3人は往々に英語ネイティブでした。英語だけで生きてるんです。

でも私たちは違う!

あくまでも第2言語として英語を話しているという事を忘れずにいましょう!

英語だけで人格を判断したり見下すような人に付き合っている時間は本当に無駄です。

 

そもそも外国人が話している事がいくら片言で文章が成り立っていなくても言いたい事はわかるはずなんです。

日本で外国人が日本人のようにスラスラ話せなくても、アクセントが変な所についていても場面や前後の流れから推測したりして言ってることがわかることを経験したことのある人は多いと思います。

 

そう、ネイティブ英語話者なのに、私たち外国人が話していることが全く分からない人はただの残念な人たちなんです。

 

最近はもう逆に「なんでわからんの?」と強気に思うようになりました。彼らにはわかる気がないんだからわかる訳ないんです。

 

推測力がない、優しさもない、そんな人からは離れましょう。

 

 

・一気に孤独の闇に突き落とされない!

英語をバカにされ、自分の英語力に自信をなくすこともあります。

それでも一旦落ち着いて周りを見ること。

自分がどれだけ他の人とコミュニケーションが取れているのか、もし満足なコミュニケーションが取れていなかったとしても他の人たちは自分を受け入れてくれているのではないでしょうか?

 

私がバカにされた時、他のスタッフが慰めてくれたり、笑わせてくれたり味方についてくれました。

そういう人を大切にしましょう。

言葉だけでなく、人としてきちんと見てくれている人はいるはず!

 

 

・上司に報告する

私の場合、職場だった事もあり上司に報告する事を考えました。

 

1件目では現場で解決しようとしている間に別の理由で辞める事になってしまい、オーナーには報告できませんでしたが、オーナーの娘には報告していました。

そして知った、みんなその人物を良く思っていないということ。

 

誰かに話すことで他の人の意見を聞くことができるので相談は◎

 

上司まで報告すればきちんとした対応をしてくれるかもしれません。

 

 

 

なんの問題もなく、他の人たちとスムーズにコミュニケーションが取れるようになるには相当な努力と時間がかかるでしょう。

時間がかかればかかるほど見下される機会にも見舞われるかもしれません。

 

でも覚えておいてください。

 

ニュージーランドは国際色豊かな国。

つまりそれだけ英語を第2言語とする人も多いです。

つまり英語学習の大変さを知っている人が多いということ。

 

めげずに一緒に海外生活を頑張りましょう!