日本が南アフリカを破る快進撃を見せた2015年ラグビーW杯から早4年。
2019年の大会は日本で開催されるということもあり、各地で大きな盛り上がりを見せている。
そんな今日、7月1日 前回のW杯覇者であるニュージーランド代表 オールブラックスが今大会に向けた新ユニフォームを発表した。
デザイン
発表されたユニフォームはもちろん黒。
センターにスポンサーであるアディダスのマーク、左胸にはオールブラックスのロゴ シルバーファーン、右胸には大会ロゴが施されている。
また、右腕部分の、歴代のニュージーランドが優勝した西暦と大会トロフィーがオールブラックスの強さを示している。
一見、黒地のシャツにそれら4つのロゴが入ったとてもシンプルなデザインだが、よく見ると葉っぱのデザインが確認できる。
これらはニュージーランドでは馴染みのファーンとコルだ。
ファーンとコルとは?
ファーンとは一般的にシダ系植物の葉っぱを指し、ニュージーランドのシンボルとしてよく見かける葉っぱのこと。
その中でも葉っぱの裏が白銀色の種があり、シルバーファーンと呼ばれる。
また、コルはシダの新芽のこと。
マオリの伝統的なデザインにもよく用いられている。
デザイナーは日本人?
新ジャージの発表でデザイナーも公になった。
日本のファッションデザイナーであり、Y'sなど数々のブランドを手掛ける山本耀司氏だ。
彼がAdidasとコラボレーションしているY-3が今回のデザインの大元となっている。
Y-3は以前にサッカーチーム レアルマドリードのユニフォームのデザイン歴がある。
今回のオールブラックスのジャージデザインには日本とマオリ文化の融合の意が込められている。
マオリデザインに関してのアドバイスを行ったマオリアドバイザーによると、ファーンは数々の伝説を作り上げ、かつてオールブラックスのジャージに袖を通した過去のプレーヤーたち、コルはこの先オールブラックスを担うであろう若きラグビープレーヤーを表しているそう。
世間の評価はどうなるか
個人的にはシンプルだけれども細部にこだわりがあり、かつニュージーランドらしいデザインが施されていてクールな印象を持った。
しかし発表の朝からニュース番組で取り上げられた際のスタジオキャスター達の反応は「シンプルすぎる」、とイマイチだった気もする。
ニュージーランド国内ではあちこちでオールブラックスのユニフォームレプリカを普段でも着ている人が多いので、デザインの人気度は売れ行きにも左右するのかもしれない。
詳細はこちら!https://www.allblacks.com/news/all-blacks-world-cup-jersey-revealed
参考: