国が違えば祝日も違う。今日はニュージーランドの祝日、ワイタンギデー(Waitangi Day)について。
2月6日はワイタンギデー(Waitangi Day)で休日のニュージーランド。
年末年始からの長い夏休みを終えて今週から新年度が始まったばっかりの学校も3日目にして祝日でおやすみです。
私事ですが、学校関係で今年度からお世話になっていて、半年ぶりに仕事をし始めたのですが、1週目のたった2日でキツイ!!と思っていたので今日の休みは本当にありがたかったー!!!
と、そんなことは置いておいてワイタンギデーってなんなんだろうと思った事と、今日過ごして見てきた事をお伝えします。
ワイタンギデーとは
ワイタンギとは、ニュージーランドの地名なんですが、この地でニュージーランド先住民であるマオリ族と、後から入ってきたイギリス人の間で結ばれた条約、ワイタンギ条約の名前にも使われています。
1840年の2月6日にワイタンギで条約が結ばれたので2月6日をその条約の名前を取ってワイタンギデーと言うんだそう。
それまでずっとマオリとイギリス人の間で争いが続いていたのを条約の締結で鎮静した感じになっているので、一見マオリと白人が仲良くなった日なんだけど、その当時に色々と英語とマオリ語の間で誤訳があったりして条約の締結後も戦争になったりと問題は未だに解決していないそう。。。
今でこそ母国語としてマオリ語が認められたり、マオリ文化を学校で教えたりもあるようなので、緩和していると思っていたのですが、問題の根は深いのかもしれません。
ワイタンギデーを祝うお祭りに行ってみた
そんなワイタンギデーだった今日、イベントに行ってきました。
Waitangi Waititi
マオリの集会所であるマラエがある学校で開催されていたこのお祭り。
会場だけでもマオリぽさを感じられます
立派なマラエ。
内部にも壁1面マオリデザインだったり、彫刻が施されていて綺麗だったのですが、パートナーに『マラエの内部を撮るのは失礼だよ!』と言われたので自粛しました。
お祭りは、メインステージでは司会の人がお客さんを盛り上げていたり、バンドのライブミュージックありでステージ前には沢山の人が集まっていました。
中には、子供用のプールを持ってきてそこでプールを楽しむ子どもたちも。
自由です、自由。
「ここでプールはしないよね、普通」とかなさそうです。そこが良い、ニュージーランド。
他にも木陰で寝ている人、上半身裸の人、テント張ってる人色々でした。
フードのお店もマオリの伝統的な食事として知られているハンギのお店や、ホワイトベイトフリッターやシーフードサラダもニュージーランドの食べ物として有名だそうで、マオリやニュージーランド色の強いラインナップなのかなと感じました
スイーツ系は割と他のマーケット同様でソフトクリームやドーナツがあったんですが、その中で驚いたのがこれ
綿菓子。大きすぎません!?
子どもに食べさせたらベットベトになる事間違いなしです!笑
私たちはソフトクリーム
フレッシュミックスベリーのアイス、美味しかったぁ〜
フレッシュフルーツのアイスクリームオススメなので食べたことない方は是非ご賞味あれ!
個人的にこのお祭りでいいなぁと思ったのは、ニュージーランドはタトゥーをしている人が多いですが、その中でもトライバルな(部族の)タトゥーを入れている人が多いんですね。
そのマオリデザインやモチーフを施したトライバルタトゥーの体験ブースもあり、子どもたちが顔に伝統的なタトゥーを入れたりしていました。
スタンプみたいな簡易のものなのでご安心を!
実は私もやりたかった。。。
まだマオリとイギリス人の間で起こった事は解決していないのかもしれませんが、少なくともこのお祭りには色んな人種の人が来ていたし、多くのマオリタトゥーを入れたマオリ系の人も多く見られ、みんなが楽しんでいるように見えました。
イベントを通してでも少しずつ人種間や宗教間などから起こるいざこざが緩和されるといいなーと感じた1日でした。