2019年の7月に一時帰国をしてから早くも3年の月日が流れた。
前の帰国の時は帰れない日々が来ることなど思いもせず、お金や時間という自分の都合ではなくそもそも国から出られない、国に入れずに実家に帰れないなんてことが起こり得ることすら想像になかった。
渦中はそれがすごくストレスになっていたし、もし帰らないといけない個人的な都合が起こっても帰れないのかと海外に身を置く事に疑問さえ感じていた。
大波がすぎ、国境が開きついに帰れるようになった。
チケットを取って日にちも決まった。
2ヶ月半に及ぶ長期の一時帰国だ。
あれ?
なんか自分の心が変わったように感じる。
これまでだと何かイベントや旅行の日にちが決まると心躍る日々を過ごした。
現地の観光情報を集めたり、美味しそうなレストランを探したり。
今回も日本行きのチケットを取ってからそれ自体はしているのだけれど楽しさが少ない。
半減どころか10%あるかどうかという心持ち。
私がこの数年で経験したいろいろなことが私が元々持っていた、「予定を立ててそれの実行に向けて作戦を立て、準備することを楽しむ」という気持ちを無くさせてしまったよう。
過度に期待しない。
期待値が高いとそれが起きなかった・達成されなかった時の墜落の衝撃も大きくなる。
期待しないでその都度起こったことを楽しめたり、もしくは残念な気持ちを受け入れる方が結果的に心は穏やかで豊かなのかもしれない。
しかし長年前もって計画を立てて楽しむことをしてきた私にはなかなかそれに移行することが難しい。
なのに期待することは辞めてしまった。
ワクワクしたいのに。。。
3年半ぶりよ?
だけど実際に空港に行くまで、飛行機に乗るまで、飛行機が日本に着くまで、家族や友だちに会うまで、ワクワクは戻らないかもしれない。
でもいつかワクワクするかもしれない時のために、準備だけはしよう。
コロナが変えたことなのか、この1年で起こった別のことがきっかけかはわからない。
ただ3年半ぶりに帰るにも関わらず、楽しめていない自分の心の変化と寂しさをここに記す。
無事に日本に帰れますように。