ニュージーランド ワーホリ出発前、ほとんどの人が仕事のあてがない状態で来るので、おそらく就職活の不安を多くの人が抱えていると思います。
私もありました。
異国だし、英語は流暢じゃないし。。。
でも働かないと生活が。。。
とにかく不安でした。
私がニュージーワーホリを始める時にはオーストラリアワーホリの経験があったので、初めての時よりは不安も大きくなかったんです。
なんとなく知るだけでもきっと気持ちは違う!
なので、私がどうやって就活をしたのか体験談です。
少しでも見通しが立ったり想像のお手伝いになれば幸いです。
失敗談も込みで全てお話します。
さて、ニュージーランド でのお仕事探しの話。
※大前提でニュージーランドで仕事をするには、仕事をしても良い条件のビザが必要です!
雇用について
まず、ニュージーランドでの雇用形態と雇用時の注意点をサクッとご説明します。
雇用形態は日本と違う?
ニュージーランドでは正社員やアルバイトといった日本にある雇用形態はありません。
大きく分けて
●フルタイムジョブ(週35時間以上の勤務)
●パートタイムジョブ(週35時間未満の勤務)
●カジュアルジョブ(不定期の仕事)
があります。
日本で正社員で働いていた頃のように一日8時間程度の仕事が見つかれば、フルタイムワーカー、時間が少なければパートタイムワーカーになります。
日本では正社員になると他の雇用形態の人よりも条件が良くなることが多いですが、フルタイムとパートタイム間の休日取得等の差はないです。
パートタイムであっても、一定期間働けば、有給休暇も同じようにもらえます。
仕事を探す/決める時にこれだけは最低限注意しよう!
お給料は銀行振り込みをしてもらわないといけません!現金手渡しは違法です!!
最低賃金以上を支払ってもらわないといけません!最低賃金未満は違法です!!
したがって、上記を提示してくる雇用主は他にも色々な面で違法をしている可能性があるので、気をつけてくださいね!
外国人だからと足元見られる可能性もなくはないので、自分の身は自分で守りましょう。
就活の流れ
ニュージーランドの就活はCVという日本でいう履歴書のような書類を作るところから始まります。
これが今までやったことがないと、なかなか苦戦します。
書き方はおそらく他の方が詳しく書いてくださっていると思うのでここでは割愛。
みなさん頑張ってまずはCVを作りましょう!
CVの作成/仕事探し
↓
応募
↓
面接/(トライアル)
↓
契約/採用
という流れはほぼ日本と同じです。
どうやって探すのか
CVはできた。
じゃぁ次は仕事を探そう!どうやって探すのか。
代表的な方法としては、
●就職サイトを利用する
●CVを自分で配って歩く
●新聞や地域のフリーペーパーでみつける
●知り合いからの紹介 など。
検索開始~採用
結果から言うと、私は1件目のローカルカフェと2件目のジャパレスのお仕事はウェブサイトから、学校のお仕事は知り合いの紹介でゲットしました。
まずは1つ目の仕事、カフェジョブの場合、ウェブサイトでの職探し。
「カフェ」や「ウェイトレス」など自分の気になるワードを片っ端から見て行く。
場所や条件を見だすとなかなか理想のところってないんですよね。
そしてみつけたカフェでのディッシュウォッシャーの仕事。
ホームページを見てみてもどうやらローカルカフェ。
即応募。
先方からすぐに連絡があり、面接&トライアルの日にちがトントンと決まり、
1時間だったか2時間だったかのトライアルをしてから面接。
そしてその場で採用が決まりました。
トライアルまでのやりとりは全てEmail。
応募から採用までトントントン♪
ニュージーランドでの就活はなんて楽勝なの♡と思うほどスムーズでした。
(後で知る、これは大きな間違いだと…)
カフェのお仕事はすごく楽しかったし、辞めるつもりは全くなかったけど、家庭の事情で辞める事になってしまい、2度目の就活が2カ月のブランクを終えて始まりました。
2つ目の仕事、ジャパレスの場合
前回同様、ローカルカフェで働こう!と思って同じようにインターネットでの就活開始!プラス自分の日本でやっていた福祉のお仕事にも挑戦したいと思っていた私。
前回の就活がうまくいったこともあり、少し自信が出ていて、あまり深く考えすぎずに見つけるごとにカフェジョブに応募。
同様に障害者や老人ホームなどの情報も集めて、そういう関連のところにCVを送りました。
すぐみつかると思って焦っていなかった私はのんびりしていたのですが、、、
返信ゼロ!!!
ゼロですよ、ゼロ。
本当にゼロでした。
返信自体がゼロです。
断りの連絡すらもらえませんでした。
ここで壁にぶち当たり撃沈。
この時に前回はラッキーだったんだと思い知りました。
お金は無くなっていくのに仕事が見つからない。
楽勝と思っていただけに、この状況が結構きつかったです。
そこで、今までチェックはしていたけど手は付けなかったお助けサイトに頼りました。
実は仕事に対する希望の裏に、これはしないぞという希望も考えていて、それが「日本語に頼って就職する」でした。
それは英語を仕事で使いたかったから。自分の中で日本語を使わないで仕事を見つけるのが挑戦だったんです。
※その仕事がダメって言ってる訳ではないので誤解しないでくださいね。
しかし、全く光が見えてこなかった完全に英語だけの土俵。
生活が苦しくなってきたし、始まったばかりのお付き合いではパートナーとの喧嘩が増えるわのマイナスオーラにまみれてきたので、背に腹は代えられぬ!と日本語サイトで求人広告を探しました。
それでも人は欲深いですよね。
手当たり次第とにかく応募するのではなく、場所や条件絞ってました💦
(譲れないポイントは決めておいて良かったと今なら思えます。)
日本語で探さないという所は自分の思いを通すことはできなかったけど、じゃぁ何ができるか、を考えてウェイトレスをやろうと決意。接客を英語で挑戦!
いくつか応募したのですが、まさかここでも面接に進めず苦戦しました。
違ったのは断りの連絡はあった事!
自分に非があって面接に進めないのではなく、今は採用の予定がなかったり、もう決まってしまっていたりとタイミングかなと思えたので精神的には楽でした。
そこからジャパレスのウェイトレスのお仕事をゲット。
SMSを通してのやり取りで事前に簡単な質問があって、そこから面接、数日後に採用の連絡をもらえました。
結局ここまで2カ月弱かかってしまった。
そしてもう一つの学校のお仕事は、この就活迷走期間中、本当にうまくいってなかった私を見ていたパートナーのお母さんが繋いでくれたご縁でした。
いわゆるコネです。
私が自分で就活しているのを見てくれていて、愚痴も聞いてくれていたんですが、あまりにもうまくいかない私を不憫に思ってくれたのか、突然黙っていた口を開きました。
「私の知り合いに聞いてあげるわ。私たちはもう長く一緒に働いてるから家族みたいなもんだし」(みたいなことを言っていたはず)
その時私はまだ「コネ」の有効性と強さを知りませんでした。
「えΣ(・ω・ノ)ノ!そんなんいいの?そんなんアリなの?ありがたいけど。」って感じ。
どこに繋がるんやろうと思っていたら、、、
ちなみにパートナーのお母さんの職業は特別支援学校の教師。
そう、繋がった先は特別支援学校の校長先生でした。
もちろん彼のお母さんが支援学校の先生な事は知っていたし、以前から同じ分野だね~とか日本で私はこういう事をしてたんだ。とか障害の名前を英語で教えてもらったりしていました。支援のスタンスや私の考え方なんかも英語の練習も兼ねて話していたこともあったんです。ただの世間話の一環で。
それがどうもその会話から、Mayumiは英語はまだまだだけど障害に対しての基礎知識はある。と判断してもらえたようで。
でもまさかそんな簡単に校長先生に話が行くとは思っていませんでした。
校長先生にすぐに電話をかけてくれ、私が息子と付き合ってること(もちろん校長先生は彼のことも知っていました)日本から来た事や求職中な事、さらには私がめちゃくちゃな英語で必死に話した過去の経歴をサラッと説明してくれて。
電話終了後、「明後日の朝空いてるよね?面接に行くよ。私もついていくわ」
話飛びすぎでびっくりしました。
自分ではどこからもメールの返事すらもらえなかったのに。
そして面接。お母さん同席(笑)
固定の仕事ではなかったんですが、Relieving (リリービング)のTeacher aid(ティーチャーエイド)のポジション。そこのポジションなら働けるよとの事でした。
実はその時にはジャパレスの仕事が決まっていましたが、とにかく福祉関係の仕事がしたかったので、引き受ける事にしました!
こうして不毛の約2カ月を乗り越えて2つのお仕事をゲットしました。
コネと推薦の重要性
コネはもう日本語といってもいい程浸透している単語ですが、なんだかネガティブなイメージってないですか?裏工作みたいな。
でも語源はConnection コネクション = 繋がり。
つまり誰かのお墨付き!と言う事なんです。
知らない人を1から雇うよりも信頼性があるので、仕事に結びつきやすいです。
私はパートナーのお母さんに自分の経歴を話しただけなので、本当に私が働ける人材なのかどうかはお母さんも知りません。
でも校長先生が私の話を聞いてくれたのは「長く勤めていて校長先生と関係が築けているお母さんの推薦」があったからだと思っています。
こっちでの経験がなかったのに推薦してもらえたのはラッキーでした。
そういう意味で推薦人はとても重要になってきます!
多くの人が初めはコネがないと思いますが、思わぬところから話をもらえたりもするので、人間関係は大切にしておく事をオススメします!
初めはコネがなくても、転職する時にCVに推薦人が必須なことや、必須でなくても書くことが通常です。
大抵、以前に一緒に働いたことのあるオーナーや店長などの上司に推薦人になってもらうんですが、CVを受け取った採用担当者は実際に推薦人に電話をして働きぶりや辞めた原因などを聞き取り調査をする事があるんです。
なので、急に辞めたり、勤務態度がよくなかったりすると次の仕事にも影響がでる可能性があるのでお気を付けくださいね!
私がお世話になった就職サイト
では実際にどういうサイトを見ればいいのかなんですが、私が使ったのが「SEEK」「Trade Me」そして「NZ大好き」の3つです。
SEEKは完全な求人サイト。
フルタイムの仕事も多くありますし、キーワード検索も簡単で求人数も多いと思います。カフェの仕事はここで見つけました。
Trade Meは求人だけでなく、ニュージーランドの総合的なクラシファイドのサイト。
私はここから仕事には辿り着いていませんが、ニュージーランドに来る人は知っておいて損はないと思います!
なぜなら利用者数が多いから。
住まいも見つけられますし、物を売ったり買ったりのオークションページもあります。
車の売買も盛んです。
そして私の2回目の就活の危機を救ってくれたのがニュージーランド大好きのページ。
ニュージーランドで一番大きな日本語のクラシファイドサイトです。
求人だけでなく、住まいや売買や仲間募集の掲示板から、ニュージーランドの基本情報や、留学・ワーホリの情報、法律が変わったらそのニュースまで色んな形で情報を発信してくださっているので、情報収集には最適です。
私はここでジャパレスのお仕事をゲットできました。
この3つは全て無料のサイト。
使わない訳にはいかないと思います。
もし、まだ日本にいるのであれば、先に見ておくのもいいと思います。
知らない単語に触れたり、制度を知るだけでもこっちに来てからが楽になることは間違いありません!
オマケ:就活中にあった、こんなこと
ここからは余談ですが、私に起こった出来事。
①ワーホリしている人にとっては珍しくない事なんですが、CVを飛び込みでお店に持って行って「仕事探してます~空いてるポジションあったら面接してくれませんか~」って自分で売り込む方法があります。
実はそれを一度だけ挑戦したことがあります。
住んでいた地域を歩きながら、オシャレなカフェを探して働いてみたいなと思う所 何軒かに思い切って入りました。
正直、度胸がいります。面接に行くより緊張しました。
そして、成功することなく心折れてやめました💦
配ったところから連絡をもらえる事もありませんでした。
たまたまかもしれませんが、冷たい視線と突き返されたCV... ダメでもともと!と吹っ切れるまで続けれたらこの方法で仕事をみつけれたかもしれませんが、私にはきつかった。
メンタル強い人にオススメです(笑)
でも実際にはこの方法で仕事は手に入りやすいのかもしれません。
ジャパレスで働いていた時に、飛び込みでCVを持って来た青年がいました。
その時は人が足りていたので、すぐに面接とは行きませんでしたが、その後すぐに人が辞めてしまったりして急に忙しくなった時にオーナーはそのCVを出して連絡していました。
飲食店はどうしても学生やワーホリなど短期の人を雇っていることが多いので入れ替わりも激しい傾向にあります。
その人の入れ替わりの隙間にうまくは入れれば飛び込みは強いと思います。
少なくとも飛び込みができるメンタルは買ってもらえるんじゃないかなと思いました。
友だちはこの方法で一軒目で仕事をゲットしたそうです!
②障害者に携わる仕事がしたいと言いながらも、ニュージーランドでの制度を全然知らなくて、探し方も分からなかった私。
自分でできる事を考えた結果、色んな所で言いふらそう!作戦を開始。
1か月だけ行った語学学校でも自分の職歴を色んな人に話し、シェアハウスでも自己紹介は最終的にその話へ。
ガツガツとまではいかずとも「こっちでもそういう仕事がしたいんだよね~」みたいな感じで。
そして、カフェジョブの時もそれを実践してたんです。
そして、なんだかそのカフェにはよく電動車いすで来るお客さんや軽度の知的障害があるのかなと思うお客さんが来てるな。。。と思っていたら
何かに気付いたオーナーが「そういえば目の前の建物、障害ある人たちの施設だよ!行ってみたら?」と言ったと思ったら、「ちょっと聞いて来てあげるわ。」といって出かけて行き。。。
「今は採用してないみたい。残念ね。」と。
そんな話していたら、そこの職員さんらしき人がコーヒーを買いに来た!
すると、すかさずにヘッドシェフが「俺が話してくる!」と出て行き(仕事は?って思ったけど) 戻って来たと思ったら、
「今、話聞いてくれるって言ってるから話して来い!」
えー!そんな心の準備できてへん!
と思いながらその職員さんのところへ。
とっても気さくに話を聞いてくれ、「CV持って来てくれる?人は必要なのよ」と。
え、さっきと話が変わった!?
行って損はないし、後日CVを持って行きました。
どうやら少し大きい組織だったのかなんなのか結局わからなかったけど、直接そこでは雇うか雇わないは決めれなく、違う所にCVを送ることになって、最終的にはなくなってしまったんだけども、うまくいけばこんなところからも仕事が見つかりそうでした。
言いふらし作戦は効果ありと実感。
オーナーとヘッドシェフの勢いにはびっくりしたけど、ニュージーランド人優しいです。
以上、私のニュージー就活体験談でした。
みなさんの就活が少しでもうまくいきますように!
もっと詳しい就活のそれぞれはこちらから↓